もの書きの練習を手伝って

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【書評】「話す力」が見につく本

 
タイトル:「話す」力が身につく本
著者:髙嶌幸広
 
【まとめ】
話す力を身につけることで、相手から見た自分をプラスにできるという内容かと思います。自己肯定感が低い私にとってはまずそこを治さないと、相手と話していても自分に自信が持てないし、いつまでも自尊心を高めることができないと再認識しました。全体として、箇条書きが多い。。そしてその根拠が著者の経験則でしかないというのがちょっと内容的に???でした。書いている内容もほとんどが当たり前のことだと思う。けれどそれができていない社会人も多くて、にもかかわらずその人たちは特に問題なく仕事ができている。だからこの本に書かれていることのほとんどの技術は必要ないんでは?と思ってしまった。
 
 
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以下は読書メモに近いものです。
 
話す力をつけると
①自分の意思を明確に伝えられる。
②相手から好意をもたれる
③物事の確信を素早くつかむことができる
④決断力がつく
⑤頭の回転が速くなる
⑥人間への関心を高められる
⑦人の心の動きがわかる
⑧自信がもてる
⑨自分を解放できる
⑩自分が見えてくる
などの素晴らしい効果が得られます。
 

 

この中で言ったら⑧が一番欲しい。自分に自信を持ったことなんて人生の中で数えるほどしかない。本当に自己肯定感が低い。
 
突然のスピーチに対処するためには、どうしたらよいのでしょうか。次にポイントをあげてみましょう。
①自分の得意とする分野に話を持ち込む
②自分が具体的なイメージを描ける話題を話す
③自分のすべてを表現することに全力を傾ける
④頭が真っ白になったらその状態を話す
⑤間違ったら間違ったことを話題にして話す
⑥普段から人生観を人に話せるようにしておく
⑦突然のスピーチがあるものとして会合に臨む

 

①~③は必要だとは思っているんだけど、そもそも聞き手になってしまう自分はスピーチに向いていない。でもなぜか最近スピーチっぽいことをやらされる。年齢の問題なんだろうな。⑦を心がけるようにしないといけない。
 
①明るい表情であいさつを自ら積極的に行う
②自分の立場だけでなく、相手の立場に立った考え方をする
③常に誤解がつきものであることを認識して、コミュニケーションをする
④見方や考え方に違いがあることは、当たり前のことと認識する
⑤相手の能力や性格などを十分に把握しておく

 

①は普通にしてる。というより周りがやらないので何の意味もない
②や④はアサーション(「人は誰でも自分の意思や要求を表明する権利がある」との立場に基づく適切な自己表現のことだと思うのだけど、実践しているつもりでもできていない。
⑤は本当に難しい。相手(指導する相手)が常に変わるのに、全員がわかるマニュアルを作るという仕事をしているのだけど、そんな万人がわかるものを作るなんてできないのだけど。
 
人間の欲望にどのようなものがあるのかを知っておくことです。
1.所有欲
2.模倣欲
3.好奇心
4.享楽欲(きょうよく)
5.性欲
6.破壊欲
7.利得欲
8.逃避欲
9.集団帰属欲
10.自尊心満足欲
11.競争欲
12.名声欲
13.優越欲
14.創造欲

 

大分無欲な人間になってしまったけど、当てはまるのは逃避欲と自尊心満足欲かな。逃避欲は常に感じる。この世から逃げたい。仕事からも家からも逃げてしまって誰も自分を知らない場所で暮らしたい。自尊心満足欲はこれまた自己肯定感が低いので、誰かにそれを埋めてもらいたいと思ってしまう。
 
上手な聞き手はどのようにすればよいのでしょうか。それは次の12の原則をいつも心がけることです。
原則1 良い関係を作ろうとの強い意志を持つ
原則2 相手を十分に尊重する気持ちで聞く
原則3 素直な気持ちで相手の話を聞く
原則4 相手の背景を考慮に入れながら聞く
原則5 視線を相手から離さない
原則6 積極的なうなずきをする
原則7 否定的に聞かないで肯定的に聞く
原則8 わかっていることでもあえて聞く
原則9 相手の言葉の意味を確認する
原則10 話の先回りをしない
原則11 話を最後まで聞く
原則12 上手な質問で会話をスムーズにする

 

これを見ていて思ったのはビデオ通話だと「視線を相手から離さない」ってかなり難しいですよね。相手を見るためにはカメラを見ていないといけないけど全員の表情を見るためにはディスプレイを見ないといけない。私の会社は仕事ではビデオ通話禁止なのでそんなに気にならないけど、他の会社の人はどうしてるんだろう。

あと「積極的なうなずきをする」も難しくて自分ではいつもの通りうなずいているつもりなのに、カメラ越しだと全く頭が動いていないように見える。かといってオーバーに動かすとわざとらしいし。ビデオ通話って難しい。
 
人に好感を与えるための4つの基本原則
原則1 いつも笑顔を絶やさない
原則2 相手の存在感を認める態度をしなければならない
原則3 相手の反応を無視した言動はしない
原則4 自分が相手にどう見えるか、どう受け取られるかを常に考える

 

原則4がいつもミスマッチな気がする。私、第一印象は真面目なように受け取られるんだけど、実際はそんなに真面目じゃないし、エンタメすごく好きだし、あまり知識があるとはいえないし。このギャップが埋められるといいのだけど。
 
「おだて」と受け取られないほめ方とは
①相手の言動の中で、具体的な言動を挙げてほめる。
②相手の良さを少しでも感じたら、すぐにそれを表現する
③相手の欠点ばかりを見ないで、良い点を見ようとする
④相手を褒めることは自分を高めることであり、相手をけなすことは自分を貶めることだと肝に銘じる

 

④は考えられていないかな。まあけなしているつもりがないから、自分を貶めているとも思わないのだけど。