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【書評】やればできる まわりの人と夢をかなえあう4つの力

タイトル:やればできる まわりの人と夢をかなえあう4つの力
著者:勝間 和代
 
 
2009年の本なのですね。
買ったの2回目ですが書評を書きます。
 
以下は読書メモに近いものです。
 
私が言い続けてきたことは「小さいことの努力・改善の積み重ね」が大きな結果を生む」ということ
「毎日0.2%」の改善
 製造業はカイゼンが重要といわれますが、昔はあまり意識していませんでした。
 
しかし前職で私の部署に異動してきた50代の女性が細かな改善(ピペットで液を吸い取る方法を改善、分析者による結果のばらつきを解析等)を週報に書いたり、上司に細かく説明したりしていたのです。
それが上司に評価されているのを目の当たりにして、今では自分も細かな業務についても週報に書くようにしました(要点だけは文頭に書いて、詳細を以下に記します。という書き方です。)。
 
必要のない項目は上司が省いて上に報告してくれるので、とにかく報告だけは欠かさないという心がけをしています。
 
①しなやか力・・・まわりに貢献できるような自分の”長所の種”を見つける力
②したたか力・・・周囲とのかかわりの中で、長所だけに集中する力
③へんか力・・・長所を周囲の環境変化や成長に応じて、変え続けテイク力
④とんがり力・・・「あの人だったら何かをしてあげよう」と商品として認められる力
この中で私が弱いと思うのは②したたか力、④とんがり力ですね。どうしてもしたたかに自分のことを大事に、相手も大事にというコミュニケーションが苦手です。
④とんがり力は後でも述べますが、自己プロデュース力が必要ですね。
 
自分のすぐれた点を素直に認める。そして優れた点を認めた上で自分を磨き、周囲の人たちにも認めてもらいながらともに成長し、これまでの自分の限界の外を味わう。
さらにその力を使って、ほかの人の夢をかなえる中で自分もさらに尖がるという「好循環の輪」をぐるぐるまわし続ける、これが「夢のかなえあい」の肝です。
 
これが①「しなやか力」→②「したたか力」→③「へんか力」→④「とんがり力」につながり、
この4つが周囲の人のとんがりと好循環を起こしながららせん状に発展し続けます。

 最初の「自分のすぐれた点を素直に認める」が出来ていないので、好循環が生まれていないですね。

あとは周囲の人を巻き込みながら夢をかなえていくというところが弱いですね。

 

どうしても自分から「一緒にやりましょうよ」ということが言えず、「議論する場はつくりました。

興味・やる気がある人もそろえました。あとはあなたが参加するという意思を示すだけです。」という状態には出来るのですが、「参加してください。」の一言が言えないのです。

相手が忙しいことは理解しているので、+αで負担になるようなことを強いることが出来ない。。

 

よく、いまは「ひとり勝ちの時代」などと言われますが、とんでもないことです。
みんなで勝たないと勝てない時代です。
そうなんですよね。みんなで勝ちたいのです。
私の部門では特許提案のノルマがあるのですが、出来れば謎プロジェクトを機会に他部署とコラボレーションした特許提案が出来れば、ベストだと思うのですが。。
あとは現在の事業とは異なる、新たな事業を考える・生み出すことがプロジェクトの目標なので、出来るだけ多くの人とブレインストーミングしたいものです。
 
「しなやか力」は以下に分けられる
ステップ①自分の強みを見つける
 ・ 自分史を作る
    ・将来こういうことをやりたいと口に出す。

 

自分史はリワークのときに作りましたね。
上がり下がりが激しいです。
特に最近は週によって躁・鬱が切り替わっているので、身体に負担があります。
 
将来こういうことをやりたいは口に出すようにしています。
私は独身なのですが、
「実家が喫茶店をやっているので、二世帯住宅にして喫茶店を将来、一緒にやってくれるパートナーを見つける。
将来的には喫茶店にとどまらず、コワーキングスペースのような活用も見据え、地元・地域に貢献する。」
ことです。
 
ステップ②強みを発見できる環境を整える
 苦手な相手を「仲間化」する

 これがなかなかできません。

学生時代は「苦手な人、嫌われてそうな人ほど喋りかける」ということを意識していました。

しかし、社会人になって「博士卒の人、理論的過ぎる人」が苦手になってしまったのです。

そういう方とはそもそも話が通じないことが多くて悩んでいます。

 

ステップ③周りの人と強みをほめあう
 自分の優れた点を素直に自分で褒められると、他人の優れた点も素直に褒められるようになります。
 人を助けることで自分の「経験資産」がさらに開花する「感謝の仕組み」
 「アサーティブ」すなわち、互いに気持ちのいい自己主張に近い概念です。

 これもリワーク施設で言われました。

他人を褒めるのは得意だと思うのですが、自分を褒めるのが難しい。

「アサーティブ」なコミュニケーション、自分も相手も尊重したコミュニケーションをとること。忘れがちです。

 
「したたか力」
 ステップ① 今自分がやっている「強みでない仕事を自覚する」
   ある意味、才能とは、どこに特化できるか、見極める力である。

 私が特化できるのは「発想力」、「決断力」、「文面でのコミュニケーション力」でしょうか。

 

今時分がやっていることで強みでない仕事は、「文章作成、Excelでのデータまとめ作業」ですかね。

私は誤字脱字が多いほうなので、あまり重要な文章を書く仕事は正直振らないでほしいです。

またExcelですが、私より得意な人がいっぱいいるのに私に振られるので、毎回関数を必死でネットで調べて作り、見やすいレイアウトになるよう凝っています。

それで時間がかかってしまうので、あまりやりたい仕事ではないですね。

 

 ステップ② 「マタイ効果」を意識して、集中分野を明確に定める
   「天才!―成功する人々の法則」
   1万時間でプロになれる。まずは1000時間を目指す

 英語が本当に得意になれないのですが、1000時間目指してみようかな。

pythonにも興味を持っているのですが、まず具体的にどんな仕事に使えるか、というイメージが出来ていないので最初の一歩を踏み出せないでいます。

 

大事なことは、自分自身に集中することです。
そして、まわりの意見も、自分が尊敬できる人でかつ、自分のことを良く知っている人の意見だけに注目することです。

 んー、自分のことを良く知らない人の意見は無視というか、聞かない振りをしたほうがメンタルにはいいですね。

自分のことを知っている人を増やす努力も必要なのでしょうが。

 

 ステップ③ 自分の強みを生かして、強いリーダーシップをとる
 自分のやっていることをはっきり言えると、自己肯定につながる

 自己肯定。

これが私の課題ですね。

自己肯定、自分に自信が持てないと強いリーダーシップは取れないですもんね。
自分が自信のある業務に注力して、はっきりと発言するようにしていきます。
 
「へんか力」
 ステップ① 「変化しないことが最大のリスク」であることを自覚する

 現在の会社(2社目)では2019年7月~2020年2月まで休職していました。その期間は本当に変化しない時間で、今思うと短かったように思います。

 

当時は、いつ病気が治るんだろう、この状態から解放されるんだろう、という思いがあり、長く感じていました。

 

しかし2020年11月~現在まで、気分が真ん中よりやや高めを維持しており、毎日が充実しています。

なので

 ・充実していろいろなことが出来ている→長く感じている

 ・何も出来ずに療養していた→短く感じている

という感じでしょうか。

 

 ステップ② 「自分時間の3割」を変化に注ぐ習慣をつける
  仕事量そのものを減らす
  時間の3割を新しいことに投資するべきであることを勧めましたが、
  全体の時間の5~10%はやりたくないことをあえてやる時間にするこ
  とをお勧めします。

 仕事量そのものを減らす努力としては、直接上司に仕事量が多すぎる・時間外勤務の制限に引っかかるということを言うようになりました。

これは休職した経験をプラスに変えていることです。

 

自分時間の3割をブログを書いたり、写真を撮ったり、食べ歩きをしたりと充実させることができるようになりました。

 

やりたくないこと・・・英語、業務の応用の勉強ですかね。。私はプロセス屋なので応用に関しては知識がない・得意ではないのです。

 

ステップ③ 「変化を協力し合える」仲間を作る

 これが謎プロジェクトで見つけられればよいのですが。

出来れば会社と関係なく、社外・社会を変えられる仲間が出来るといいなと思います。

 

 

最後に、④「とんがり力」について書いてないのは私が好循環の輪を回せてなく、とんがる要素がないからだと思います。

勝間さんが書かれている事例を見ても、どう考えても私がとんがるのにはもっと他の力を上げていき、自己プロデュースをしていくことが必要だと思います。

 

研究者としては、論文を書く、学会で発表する、特許を出願するなどでしょうが、私が出来ることとしては特許提案が出来る程度ですね。

 

研究者として私がこれ以上伸びるのは難しいと考えているので、何か違う道でとんがれるようにしていきたいと思います。

 

 

やればできる

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