【書評】30代にしておきたい17のこと
今週のお題「大人になったなと感じるとき」
お題「#買って良かった2020 」
タイトル:30代にしておきたい17のこと
著者:本田 健
以下は読書メモに近いものです。
自分の可能性が幻想的に開くのが10代。
それを試しながら失望していくのが20代。
そして30代は、希望と絶望の狭間にいます。
狭間という表現は私が使っているジレンマという表現と同じものですね。
私の場合20代は失望していったというより、緩やかにうつ病への階段を下っていったに近いです。
20代は、純粋に自分の可能性を信じられる時代です。
・・・
それが「ちょっと無理かもしれない」という感覚が芽生えてくるのが30代です。
あと私が思うのは「まだ自分には可能性があって無理なんかじゃない!」と思いこみすぎるのは、老いの始まりだと思っています。
結局は「まだまだ若いもんには負けてられん」と言っているのとか変わらないですから。
自由が少しずつ奪われていく30代
30台はある意味で受難の時代とも言えます。なぜなら決めていく必要のあることは、実にたくさんありストレスがいっぱいだからです。
これもジレンマに書いたことに近いですね。30代前後は周りからの期待が多くなる、決めなければいけないことが多くストレスがいっぱいです。(結婚をするかしないか、子供を生むか生まないか、仕事を続けるか辞めるかなど)
役割にはまらないように気をつける
この小題もはっとさせられました。自分は夫、妻だとか、親、子供だとか、先輩、若輩者だとか、会社人だとかいろいろな枠に自分自身を当てはめがちです。あてはめてしまうとその中で生きていけばいいので楽になりますが、それ以上に出ることは難しくなります。どうしたら役割にはまらないでいられるか、自問自答していきたいですね。
きっと何者にもなれないお前たちに告げる
子供と一緒にいて、心から楽しいのは最初の10年です。
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「人生でいちばんこうかいしていることは?」という問いの答えで多いのは、「子供との時間をもっと持てばよかった」というものです。
これから私がどういう選択を取るかにもよりますが、この1年で結婚・出産をしたとしても35~36歳になります。そこから10年となると46歳。。。私は元気なのでしょうか。というより生きているのでしょうか。子供ができるようなことになれば幸せにしてあげたい。
年下の友人をたくさん持つ
年下の後輩や部下と友人になれということではありません。仕事や利害関係を超えて、友人関係を持てる人たちと出会うと、つき合うことがだいじです。
この年下の友人関係はどうやって作ったらよいのですか(切実)。やっぱり異業種交流会とかでしょうか。あとは細々とFacebookに投稿をしているので、そこからか・・・(なお若い人は既にFacebookから離れている模様)
20代なら、すべての仕事はいい経験として将来につなげることができます。しかし、30代以降も嫌いな仕事を続けていては、その人の大切な部分が蝕まれていくでしょう。嫌いな仕事をずっとやることは、緩慢な自殺をしているようなものです。
ここははっとさせられました。私は1回転職をしているのですが、それでも今の仕事が自分にあっていないと思っています。パワハラ環境でないにしても。何が嫌なのか、何が好きなのか、さすがにそろそろ見極めないといけないなと思います。
私はデスクワークしている場所と実際に実験する場所が離れており、会社内でも20分の移動時間があります。それもう通勤時間と変わらないと思わなくはないです。そのため最近は実験する場所でやることをまとめたリストを作って、1週間に1回くらいしかいかないように意識的にしています。そうでないと移動するだけで体力が消耗されてしまいます。
30代は体力も衰え始める世代ですので、自分のキャパを把握し、どこまでならやれるかを判断する力を持つことも重要化と思います。